今回はzoomの代わりに使えるテレワーク用のツール・アプリをご紹介します。
Web会議、チャット、メッセンジャー機能や、
ファイル転送などの機能を備えたシステムです。
zoom以外のテレワーク・オンライン会議システムの比較
無料と有料の違いと比較のポイント
ビデオ通話アプリはzoomが最近注目されていますが、セキュリティ関連の脆弱性なども指摘されています。
無料のもの・有料のものもあり、当然ながら有料の方が機能やセキュリティ面は優れています。
目的や予算、使用人数や必要な機能にあわせて選ぶようにしましょう。
(掲載している料金や機能、人数は2020年4月時点の情報です。
最新の情報は公式サイトにてご確認ください。)
Skype スカイプ

Skypeはマイクロソフト社が2011年に買収し、同社の提供するサービスですが
Windows以外の製品でも使用可能です。
対応OS:iOS, Android, macOS,Linux
スカイプ同士での無料通話、ビデオ通話、
スケジュールをしての通話も可能です。
動画や音声、文字入力でのチャット、ファイル送信も可能ですが基本的には「インターネットで通話をする」ことをメインとした方が良いでしょう。
どちらかというと家族や友人での通話向けです。
それ以上の人数になった場合は後述のMicrosoft teamなど別のシステムがおすすめです。
Skype Meet Now ミートナウ

スカイプのミートナウ(Skype Meet Now)はSkypeをインストールしていなくても利用可能なサービスです。
使い方は3ステップです。
2. リンクを共有する
3. リンクを通じて通話する
アプリがなくてもMicrosoft Edgeや Google Chromeなどのインターネット経由で通話ができます。
スピーディかつSkypeのアカウント不要で利用できるので、手軽で便利なサービスです。
機能は限られていますが話をするだけであれば十分という方におすすめです。
ミートナウの使い方・機能・ZOOMとの違いについてはこちらにまとめています。
https://sns.yaoyorozu-hito.jp/skype-meetnow/
Web会議 大人数ならMicrosoft Teamsマイクロソフトチーム
マイクロソフトチームズ(Teams)はマイクロソフトの法人や教育機関向けサービスです。
利用料金は基本的には月額料金が必要ですので
無料で通話をしたい方、料金を抑えたい方はSkypeで、
・大人数になる
・ファイルの共有など高度な機能も使いたい
・セキュリティも重視したい
といった利用の場合はマイクロソフトチームを利用しましょう。
会議の人数は1万人まで対応可能です。
画面共有や Word, Excel、PowerPoint、ファイルの共有や編集もできるので、
会議をしながらファイルをリアルタイムに修正することも可能。
単なるWEB会議だけではなく、「チームでの作業」を可能にする高機能なツールです。
セキュリティに関してはこちらのページに詳細な情報が記載されています。
無料版もあるのでお試しすることができます。
Microsoft teamsについてのより詳しい記事はこちらです。

web会議でのskypeとの比較
Skypeとの違いは
Skypeは20人まで無料なので、家庭用やスモールビジネスにはおすすめです。
人数が多くなりファイル共有など「共同での作業」も重視される場合はTeamsがおすすめです。
Skype for Businessというサービスもありますが2021年にサービス終了の予定でMicrosoft teamに代替されるようです。
Skype that you use at home is great for smaller businesses of up to 20 employees. It is free to use, unless you want to buy credit to make calls to landlines and mobiles.
Microsoft Teams lets you host audio, video, and web conferences with anyone inside or outside your organization. Teams of 10 or 10,000 can meet in one place, no matter how many places they’re in. You can easily share files, participate in one-to-one and group chats, and more, all with enterprise-grade security. You can also use Skype to participate in one-to-one chats and calls with Microsoft Teams users.
What's the difference between Skype, Microsoft Teams, and Skype for Business? | Skype Support
Google Duo グーグルデュオは通話料金不要の通話アプリ
Google Duo グーグルデュオはGoogle が提供する、Androidと iOS用のアプリです。
デスクトップ版もあります。
Google Duo を利用すると、誰とでもビデオ通話を楽しむことができます。Duo での通話は暗号化されるため、自分と通話相手以外に通話の内容が漏洩することはありません。
1度のビデオ通話で8人まで使用可能です(2020年4月時点)。
Duoのポイントはその音声のクオリティの良さ。
Play Storeの説明欄には
『高品質のビデオ通話を楽しめるアプリです。
シンプルで信頼性も高く、スマートフォン、タブレット、Google Nest、ウェブでの利用に対応しています。』
と記載されています。
料金は
国際電話を含むすべての通話は、ご利用のモバイルデータ プランまたは Wi-Fi 接続を経由して行われるため、モバイル デバイスでの通話時間として計上されることはありません。ただし、モバイルデータを使用する場合は、通信料がかかる場合があります。
とあり、通話時間としての通話料はかかりませんが、通信料がかかる場合があります。
格安スマホで通信料を抑えたいけれど音声や画質も重視するという方には選択の余地があるかもしれません。
(ただし、音声や画質はカメラやマイク、通信状況による影響も大きく関係します。)
また、デュオは動画メッセージを送ることもできるので、電話は手が離せなくて出られないという場合でも相手に動画を送ることができます。
FaceTime(フェイスタイム)
フェイスタイムは米国アップル社の提供するビデオ通話ツールです。
iPhoneやiPad、Macなどのアップル社製品で使うことができます。
(対応:iPhone4以降のiPhone、第4世代以降のiPod touch、第2世代以降のiPad、Mac OS X 10.6以降 など)
デメリット:Android や Windows製品には対応していません。
手軽に電話をかけることができ、割り込み通話などの機能もあります。
iPhone X 以降または Face ID 搭載の iPad では、「ミー文字」(アバター:アニメ風の似顔絵などのキャラクター)を作成して楽しむことができます。
Snap Camera

スナップカメラはビデオ通話専用のアプリではありませんが、アバターを作ったり絵文字を表示させて通話の際に利用することができます。
Windows やMacのパソコンにインストールすると、
Skypeや Google Hangouts, Google Meetや Zoomを介してSnapchatを利用することができます。
豊富なアバターなどが利用できるので、ビデオ通話を楽しめるツールと言えます。
ミート(グーグルミート GoogleMeet)
グーグルミート GoogleMeet(旧Google Hangouts)
Meet(旧Hangouts Meet)はグーグルのビジネス向けのツールです。
チャットやファイル送信・共有機能を備えており、
ビデオ会議と音声会議に最大250 人まで(プランにより上限は違いあり)参加可能です。
Zoomとhangoutの比較
Google の音声入力テクノロジーにより、発言がリアルタイムで字幕として表示されます
会議に簡単にアクセス – 会議のリンクを共有するだけで、デスクトップまたはモバイル デバイスから誰でもワンクリック / タップで参加
といった機能も充実しています。
有料ですが(プランにより機能は異なり、最低月額680円から~)無料で試すことができます。
機能は高く、Googleのツールとの互換性も優れているので資金面で余裕があれば選択の余地はあるでしょう。
web型とAndroid・iOS向けのアプリがあります。
最大150人までのメッセージを送ることができます。
Google Voiceのアカウントを利用すれば、音声通話やショートメッセージも可能です。
Googleのdocなどと合わせて統一したい場合にはよいかもしれませんね。
Slackとは?

Slackは2019年にアメリカで上場した企業の提供するコミュニケーションアプリです。
日本ではまだあまり浸透していませんが、アメリカではメジャーになりつつあるツールの一つです。
操作が簡単で、「スラックする」という言葉も生まれているほど。
音声や動画通話が可能で、プランによっては15人までのグループ音声・ビデオ通話が可能です。
(ビデオ通話の人数は無料プランでは1対1です)
複数人数の場合は有料プランへの加入が必要です。
対応機種:デスクトップ型Windows, Mac, Linux
モバイル型アプリ:Android 、iOS
Jitsi Meet

Jitsi も無料のビデオ通話ツールです。
インストール型と、サーバー上での2つの会議の方法があり、インストール不要で会議を行うことができます。
モバイルアプリ( iOS、Android)にも対応しています。
高品質な通話が可能で、グループ会議では人数制限もなく利用することができます。
会議以外にも、Youtubeライブ配信、画面共有やファイル送信、テキストチャット、電話での音声通話も可能です。
Chromeの拡張機能としても利用できます。
ただし、サポートや解説に関して日本語のものが少なく、導入しづらいかな、という印象です。
セキュリティ面なども含めて利用が心配、という方にはおすすめしづらい部分があります。
オープンソースですのでご自身で知識もあり、いろいろ対応できる方であれば、無料で機能面でも優れている点がメリットです。
Discordはビジネスに使える?

Discordもビデオ通話やテキストチャットに加えて音声通話も可能なので少人数や友人内の利用には手軽なツールです。
もともとゲームの分野で開発され、ゲームをしながらの通話などができるツールですが
現在では利用も拡大しています。
特徴の一つに、ゲームを販売してファンとの交流として利用することも可能です。
かわいらしい雰囲気ですので、コミュニティでの利用にも。
Web版:Mac、Windows、モバイル版:Android 、iOS対応
無料で使用できますが、有料オプションもあります。
ただ、日本での浸透がやはりまだ今一つであり、日本語での説明が充実していないこと。
セキュリティ対策に関しても他の有料ツールと比べると心配な部分もありますので、ビジネスでご利用される場合は目的にあわせてご検討くださいね。
まとめ
zoom以外のビデオ通話ツールをご紹介しました。
それぞれに利用可能な人数やセキュリティ問題、有料・無料の違いがありますので
・家族や友人内で楽しく通話したい人
・企業やビジネスで大人数で利用したい人
・Wordなど文書の共有機能も欲しい人
・セキュリティも重視したい人
など、目的にあわせてご利用されることをお勧めいたします。
zoomに関してはこちらの記事にまとめています。

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