「キウイをきれいに剥こうとすると、果肉まで削りすぎてしまう…」「ケーキに飾りたいのに断面がつぶれてしまった…」というお悩みはありませんか?
キウイは剥き方と切り方のコツをひとつ覚えるだけで、見た目が格段にきれいになり、スイーツやデザートへの活用の幅が広がります。
この記事では、基本の剥き方(ナイフ・ピーラー・スプーン)から芯の取り方・輪切り・くし切り・飾り切り(ジグザグ・ローズ)まで、初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。
キウイは剥き方と切り方で見た目がきれいに仕上がる

キウイをきれいに剥くメリット
キウイの皮をきれいに剥くことで、果肉の無駄が少なくなり、断面が美しく仕上がります。料理の見た目はひと目で印象が決まるため、断面のきれいさはスイーツのクオリティに直結します。
また、皮に近い部分は果肉が最も多く含まれているため、きれいに剥けるほど食べられる量も増えるという実用的なメリットもあります。
スイーツやデザートに使いやすくなる理由
ケーキのデコレーション・タルトの並べ飾り・パフェのトッピングなど、スイーツにキウイを使うときは断面の形と大きさが統一されていることが見た目のきれいさを左右します。剥き方と切り方を覚えることで、カフェやパティスリーのような仕上がりに近づきます。
皮むき前にヘタと芯を確認することが大切
キウイには硬い芯があり、そのまま切ると食感が悪くなります。皮を剥く前にヘタの位置と芯がどこにあるかを確認してから作業を始めることで、効率よくきれいに仕上げられます。
キウイの上下と芯の見分け方

ヘタ側の特徴
かたい芯があることが多い
キウイのヘタ側(茎がついていた側)には、白くかたい芯が中心部から伸びています。グリーンキウイでは特に硬いことが多く、そのまま食べると食感が悪いため取り除くのがおすすめです。
果梗部と呼ばれる部分
ヘタ側は「果梗部(かこうぶ)」と呼ばれ、キウイが木の枝についていた部分です。少し出っ張っていて色が薄く、やや乾燥しています。
反対側の特徴
果頂部と呼ばれる部分
ヘタの反対側は「果頂部(かちょうぶ)」と呼ばれ、キウイが花のついていた先端部分です。丸く滑らかな形をしていることが多いです。
甘みが強いとされる部分
キウイは果頂部(ヘタの反対側)のほうが甘みが強いとされています。糖度の高い部分を意識して食べると、よりおいしく味わえます。
グリーンキウイとゴールドキウイの芯の違い
グリーンキウイは芯がかたいことが多い
一般的によく見かけるグリーンキウイ(ヘイワード種など)は、中心の芯が白く固い傾向があります。芯の部分は筋っぽい食感のため、スイーツに使う際は必ず取り除きましょう。
ゴールドキウイは芯がやわらかいことが多い
ゴールドキウイ(サンゴールドなど)は甘みが強く、芯がやわらかいため気にならない場合が多いです。ただしデコレーション用に使う場合は、仕上がりの見た目を整えるために取り除くほうがきれいです。
キウイの芯の取り方

手順1:ヘタ側を上にして置く
キウイをまな板の上にヘタ側を上にして縦に立てます。安定しない場合はキウイの下をキッチンペーパーで支えるか、横に寝かせた状態でヘタ部分を確認しながら作業します。
手順2:ナイフで浅く円を描くように切れ目を入れる
キウイのヘタ側の中心(芯がある部分)に、ナイフの先を斜めに刺して円を描くように小さく切れ目を入れます。直径1〜1.5cm程度を目安に、芯を囲むように刃を入れましょう。深すぎると果肉を無駄に削ってしまうため、浅めに入れるのがポイントです。
手順3:芯をくるっと回して取り除く
切れ目を入れたら、ナイフの刃をやや傾けながら芯を引き起こすように回転させます。うまく切れ目が入っていれば、芯が円錐形の塊としてすっと取れます。取れない場合はさらに少し深く刃を入れてから試しましょう。
手順4:やわらかい芯は切り落として整える
ゴールドキウイのように芯がやわらかい場合は、きれいに引き抜けないことがあります。その場合は切れ目を入れた後に芯の部分だけをナイフで薄く切り落として整えましょう。
手順5:反対側は包丁で薄く切り落とす
果頂部(ヘタと反対側)は芯が集中していないため、端から5mm程度を薄く水平にスライスして整えるだけで十分です。飾り切りにする場合はこの端を使わないだけでもきれいに見えます。
基本のキウイの剥き方

ナイフで縦方向に剥く方法
ヘタと芯を取ってから剥く
先にヘタと芯を取り除いてから皮むきを始めると、安定した状態で剥きやすくなります。芯を取ることで果肉の向きが把握しやすくなり、無駄なく剥けます。
果肉に沿って薄く皮をむく
キウイを横に持ち、ナイフを皮と果肉の境目(約2〜3mmの位置)に当て、上から下に向かって一気に薄く削るように剥きます。力を入れすぎず、ナイフを果肉の丸みに沿わせるようにすると果肉が無駄になりにくいです。
形を崩さないように少しずつ進める
一度に大きく剥こうとせず、キウイを少しずつ回転させながら縦方向に何回かに分けて剥きます。8〜10回に分けて剥くイメージで進めると断面がきれいに整います。
ピーラーで剥く方法
薄く均一に剥きやすい
ピーラーを使うと、ナイフより薄く均一に皮を剥けます。特に果肉を無駄なく使いたいときに便利です。ナイフを持ち慣れていない方にもおすすめです。
やわらかすぎるキウイは扱いに注意する
熟しすぎてやわらかいキウイはピーラーで力を入れると果肉が崩れやすいです。やわらかいキウイにはナイフまたはスプーンを使う方が安全です。
スプーンで剥く方法
家庭で手軽に剥ける
まずキウイをヘタと反対側(果頂部)から1〜2cm切り落として果肉を露出させます。次に切り口からスプーンをキウイの皮と果肉の間に差し込み、スプーンを回転させながら内側をなぞっていきます。全周に沿って進めると果肉がするっと外れます。
丸い形を保ちやすい
スプーンで剥くと果肉の形が保たれやすく、そのままくし切りや輪切りに使えます。練習なしで手軽にできるため、初心者に最も取り組みやすい方法です。
cottaのキウイの切り方解説では、スプーンを使った剥き方やきれいな断面の作り方を詳しく紹介しています。
キウイをきれいに剥くコツ

熟しすぎていないキウイを選ぶ
やわらかすぎるキウイは剥くときに形が崩れやすくなります。親指で軽く押してほんのり弾力を感じる程度の熟し具合のものが、剥きやすく断面がきれいになります。固すぎる場合は室温で1〜2日置いてから使いましょう。
ナイフはよく切れるものを使う
切れ味の悪いナイフでは皮が途中で引っかかり、果肉がつぶれやすくなります。薄刃のよく切れるナイフを使うことで、スムーズに剥けて断面が滑らかになります。
果肉を削りすぎない
皮の厚さは2〜3mm程度です。それ以上削ると果肉が減るだけでなく、形が歪んでしまいます。皮のすぐ内側にナイフを当てる意識で作業しましょう。
皮の近くにナイフを沿わせる
ナイフを皮と果肉の境目に沿わせることで、最小限の削りで皮だけをきれいに除けます。皮の色と果肉の色の違いを目安にするとわかりやすいです。
スイーツ用は断面がなめらかになるように整える
ケーキやタルトのデコレーションに使う場合は、剥いた後に断面の凸凹を最後に軽く整えましょう。ナイフで一方向にスライドさせることで断面がなめらかになります。
剥いたキウイの基本の切り方
くし切り
フルーツ盛り合わせに向いている
くし切りは縦方向に切り分ける方法で、キウイのグリーンと黄緑のグラデーションが美しく見えます。フルーツ盛り合わせに並べると彩りが豊かになります。
パフェやヨーグルトにも使いやすい
細長い形状のくし切りはパフェのグラスに立てたり、ヨーグルトに刺したりと縦に使えるため、高さのある盛り付けに適しています。
輪切り
ケーキやタルトの飾りに向いている
輪切りは丸い断面が美しく、ケーキのデコレーションやタルトの表面を覆う飾りとして最も人気の切り方です。断面のグリーンと種の黒のコントラストが華やかです。
丸い断面をきれいに見せられる
均一な厚さで切ることで、並べたときに統一感が出ます。スイーツに使う場合は5〜7mm程度の厚さが扱いやすいです。
角切り
ヨーグルトやフルーツサラダに使いやすい
1〜1.5cm角の角切りはフルーツサラダに混ぜ込んだり、ヨーグルトのトッピングにしたりと使い勝手がよい切り方です。
小さな子どもにも食べやすい
ひと口サイズに切ることで、小さな子どもも食べやすくなります。フォークで刺しやすい大きさに揃えましょう。
キウイのくし切りの方法
手順1:皮を剥いたキウイを縦に切る
皮を剥いたキウイをまな板に横に置き、縦方向(ヘタから果頂部に向かう方向)に真っ直ぐ半分に切ります。
手順2:6等分を目安に切り分ける
半分に切ったキウイを、さらに縦に3等分します(全体で6等分)。大きさに合わせて4等分や8等分にしても構いません。切る幅を揃えることで盛り付けが均一になります。
手順3:芯が残っている場合は斜めに切り落とす
くし切りにしたときに芯の硬い部分が残っている場合は、各くし切りの内側(芯が通っていた側)を斜めに薄く切り落とします。食感が均一になり食べやすくなります。
手順4:盛り付けやすい形に整える
くし切りをお皿に扇状に並べたり、パフェのグラスに立てかけたりすると見栄えよく盛り付けられます。断面を上にして並べると色が見えて華やかになります。
キウイの輪切りの方法
手順1:皮付きのまま好みの厚さにスライスする
キウイは皮付きのまま輪切りにしてから皮を除く方法が、形が崩れにくくきれいな断面になります。5〜7mm程度の均一な厚さでスライスしましょう。スイーツ用には薄め(5mm)、そのまま食べる用には厚め(8〜10mm)が目安です。
手順2:皮と果肉の間にナイフを入れる
スライスした輪切りを一枚ずつ持ち、外周の皮と果肉の境目に薄刃のナイフを差し込みます。ナイフを皮に沿って滑らせるように動かすと、果肉を削らずにきれいに皮だけを分離できます。
手順3:キウイを回しながら皮を外す
輪切りを少しずつ回転させながら、皮を連続してそぎ落としていきます。一気に全周を外そうとせず、少しずつ刃を進めると失敗しにくくなります。
手順4:ケーキやタルトに並べやすい厚さに整える
ケーキのデコレーションには5mm程度の薄めの輪切りが並べやすいです。タルトに敷き詰める場合は均一な厚さにそろえると、焼き上がりの見た目が美しくなります。
クラシルのキウイの切り方解説では、輪切りやくし切りの手順を動画でわかりやすく確認できます。
スイーツに使えるキウイの飾り切り
ジグザグカット
花のような見た目に仕上がる
ジグザグカットはキウイの真ん中を花型に切り分ける方法で、断面がギザギザの花のような形になります。見た目のインパクトが大きく、フルーツプレートに並べるだけで一気に華やかになります。
フルーツプレートに向いている
盛り付けが簡単で見た目の効果が高いため、ホームパーティーやデザートプレートに特におすすめです。SNSにも映える仕上がりになります。
ローズカット
薄くスライスしてバラの形に巻く
ローズカットは薄くスライスしたキウイを重ねて巻き、バラの花のような形に成形する飾り切りです。グリーンキウイのコントラストが美しく、本格的なスイーツのデコレーションに向いています。
ケーキやチーズケーキの飾りに向いている
ロールケーキやチーズケーキのトップデコレーションとして、バラ型のキウイをのせると格段に華やかになります。フルーツタルトの中央に置くのも人気の使い方です。
キウイの器
スプーンで果肉をくり抜く
キウイを縦半分または横半分に切り、スプーンで果肉をくり抜きます。くり抜いた果肉はカットして角切りにするなど別の用途に使えます。
皮を小さな器として使う
くり抜いた皮の器にヨーグルト・フルーツサラダ・シャーベットを詰めると、かわいい一人前デザートになります。子どものおやつやパーティーのフィンガーフードとしても人気です。
ジグザグカットのやり方
手順1:キウイの中央にガイドラインを入れる
キウイを横に置き、中央(赤道部分)に薄くガイドラインの目印をつけます。皮の上から爪で軽く引っ掻く程度でも目安になります。均等に切るためのガイドとして活用しましょう。
手順2:V字になるようにナイフを刺す
ガイドラインに沿って、ナイフの先をキウイの中心に向けて斜め45度の角度で刺します。「V字(ハの字)」の角度になるよう、まずひとつ目の刃を入れます。
手順3:中心まで刃を入れて一周する
次の刃はV字の逆方向に刺し、最初の刃と交わるように中心まで入れます。これで1セットのジグザグが完成します。同じ間隔でV字を繰り返してキウイを一周させます。目安は8〜10箇所程度です。
手順4:ふたつに分けて花の形に仕上げる
一周終わったらキウイをやさしく回しながら引き離します。断面がギザギザの花形に分かれれば成功です。上手く分かれない場合はナイフで軽くなぞってから引き離しましょう。
ローズカットのやり方
手順1:皮を剥いたキウイを縦半分に切る
皮を剥いたキウイを縦方向に半分に切ります。ローズカットは片側の半分を使います(もう半分は別の用途に)。断面の平らな面を下にして置くと安定します。
手順2:1〜2mmの薄さにスライスする
縦半分にしたキウイを、1〜2mm程度の薄さで均一にスライスします。厚すぎると巻きにくく、薄すぎると破れやすくなります。よく切れるナイフをゆっくり動かして均一にスライスするのがポイントです。
手順3:少しずつずらして並べる
スライスしたキウイを横一列に並べ、1/3程度ずつ前のスライスに重なるようにずらして並べます。長く帯状に並べるほどバラの花びらのボリューム感が増します。
手順4:端からくるっと巻いてバラの形にする
並べたスライスの端(最初のスライスから)をゆっくりと手前に巻いていきます。端をキュッと巻いて芯を作り、そこから外側に向かって少しずつ広げるように巻いていくイメージです。形が崩れないよう、巻きながら下部を指で軽く押さえましょう。
手順5:花芯部分は薄く切るときれいに仕上がる
内側の芯になる部分は薄く巻きやすいように細くスライスするときれいなバラ型になります。外側に向かうにつれてやや厚みのあるスライスを使うと、花びらが自然に広がるような立体感が生まれます。
デリッシュキッチンのキウイの飾り切り動画では、ローズカットやジグザグカットの実際の手順を動画でわかりやすく確認できます。
キウイの剥き方でよくある失敗と対処法
果肉まで削りすぎる
皮の内側に果肉が少ししかない状態になる失敗です。ナイフを深く入れすぎていることが原因です。皮の厚さは2〜3mm程度を意識して、ナイフを皮の色と果肉の色の境目に沿わせるように動かしましょう。ピーラーを使うと均一に薄く剥きやすくなります。
皮が途中で切れて剥きにくい
ナイフの切れ味が悪いか、力の入れ方が不均一なことが原因です。薄刃のよく切れるナイフを使い、一定の力加減でゆっくり動かすことで皮が途中で切れにくくなります。皮を長く繋げて剥こうとせず、短いストロークで少しずつ進めましょう。
熟しすぎて形が崩れる
やわらかすぎるキウイはナイフで押さえると形が崩れます。スプーンで剥く方法なら、果肉を押さえずに皮だけを外せるため崩れにくいです。熟しすぎたキウイはスムージーやジャムなど形が崩れても問題ない用途に使いましょう。
芯が残って食感が悪くなる
芯を取り除く工程を省いたことが原因です。グリーンキウイは特に芯が硬いため、必ずヘタ側の芯を先に取り除いてから切り分けましょう。くし切りにした後に各ピースの内側を確認し、芯が残っていれば斜めに薄く切り落とします。
輪切りの断面がつぶれる
スライスするときに刃を押すように動かしていることが原因です。ナイフを手前から奥へ引くように動かす「引き切り」をすると、果肉がつぶれにくくきれいな断面になります。また、キウイを冷蔵庫で30分ほど冷やしてから切ると果肉が締まって切りやすくなります。
剥いたキウイのおすすめの使い方
そのままフルーツとして食べる
くし切りや輪切りにしてそのまま食べるのが最もシンプルな楽しみ方です。キウイは皮を剥いてすぐが最もフレッシュな香りと甘みを楽しめます。
ヨーグルトにのせる
角切りやくし切りにしたキウイをプレーンヨーグルトにのせると、彩りとさわやかな酸味がプラスされます。はちみつやグラノーラと合わせてパフェ風にするのも人気です。
ケーキのデコレーションに使う
輪切りやローズカットにしたキウイはケーキのトップに並べるだけで本格的な見た目になります。グリーンの色が白いクリームとのコントラストで特に美しく映えます。
タルトやゼリーに並べる
薄い輪切りにしてフルーツタルトの表面に並べると、宝石を敷き詰めたような美しいビジュアルになります。ゼリーに封じ込める場合は輪切りが型に入れやすくおすすめです。
パフェやフルーツサンドに使う
パフェのグラスにくし切りを立てかけたり、フルーツサンドの断面にキウイの輪切りを配置したりと、断面を見せる使い方で特に映えます。フルーツサンドでは断面の位置を計算してカットするとSNS映えする仕上がりになります。
キウイの剥き方を覚えてデザートをきれいに仕上げよう
ヘタと芯を取ってから剥くと扱いやすい
キウイを剥く前に必ずヘタと芯の位置を確認し、先に芯を取り除くことで作業がスムーズになります。芯を取ることで食感が均一になり、スイーツ仕上がりのクオリティが上がります。
ナイフやピーラーを使うと見た目よく仕上がる
剥き方の方法(ナイフ・ピーラー・スプーン)はキウイの熟し具合と用途に合わせて使い分けましょう。断面をきれいに見せたい場合はナイフで引き切り、手軽に剥きたい場合はスプーンが最適です。
切り方や飾り切りを工夫すればスイーツが華やかになる
くし切り・輪切り・角切りの基本切りを覚えたら、ジグザグカットやローズカットにも挑戦してみましょう。同じキウイでも飾り切りひとつで一気に本格スイーツの見た目になります。
やおよろず人のSNSマガジン(https://sns.yaoyorozu-hito.jp/)では、食材の豆知識や盛り付けのアイデアも発信しています。トクバイのキウイの保存と活用コラムでは、キウイの選び方や保存方法の詳細もあわせて確認できます。