タンフルを知っていますか?フルーツに薄い飴をパリッとコーティングした韓国発のスイーツで、SNSを中心に日本でも大きな話題を集めました。あのパリパリとした音と、フルーツの甘酸っぱさが合わさった食感は、一度食べたら忘れられない魅力があります。
「作ってみたいけど飴が固まらない」「白く濁ってしまった」という声も多いスイーツですが、実はいくつかのポイントを押さえるだけで、自宅でも本格的なパリパリ食感が再現できます。
この記事では、タンフルの基本知識から失敗しない作り方・氷タンフルのアレンジまでを丁寧に解説します。はじめてタンフルに挑戦する方も、過去に失敗した経験がある方もぜひ参考にしてください。
- ⏱ 準備:10分 / 飴の加熱:15〜20分 / 冷却:5分
- 👤 難易度:★★☆(温度管理のコツを押さえれば初心者OK)
- 🧂 材料:フルーツ・グラニュー糖・水の3つだけ
タンフルとはどんなスイーツ?

タンフルの基本的な特徴
タンフルは、いちごやぶどうなどのフルーツを串に刺し、薄く煮詰めた飴でコーティングして冷やし固めたスイーツです。飴が薄くパリッと固まるのが最大の特徴で、食べるときのパリパリとした食感と音が楽しめます。見た目も透明感があって美しく、カラフルなフルーツが飴越しにきれいに見える点もこのスイーツならではの魅力です。
中国発祥の糖葫蘆がルーツ
タンフルのルーツは、中国の伝統的な街頭スイーツ「糖葫蘆(タンフールー)」にあります。中国ではサンザシの実を串刺しにして飴でコーティングしたものが古くから親しまれており、北京などの街頭では今も定番のおやつとして売られています。この糖葫蘆が韓国に伝わり、いちごやぶどうなど現地で人気のフルーツを使ったアレンジとして「탕후루(タンフル)」という名称で広まりました。
韓国で広まったフルーツ飴としてのタンフル
韓国では2010年代後半からタンフルの専門店が登場し、若い世代を中心に急速に人気が拡大しました。原宿や新大久保などの韓国カルチャーの発信地でも次々と店舗がオープンし、食べ歩きスイーツとして定着しています。
日本でも注目された理由
韓国グルメブームとの相性
韓国ドラマ・K-POP・韓国コスメなどの韓国文化ブームを背景に、韓国フードへの関心が高まったことがタンフル人気を後押ししました。トッポギやチーズドッグと並んで「韓国の食べ歩きグルメ」として日本でも認知が広まりました。
食べ歩きスイーツとしての手軽さ
串に刺してコーティングされたタンフルは、そのまま片手で食べられる手軽さが魅力です。テイクアウトして歩きながら食べるスタイルに合っており、ショッピングエリアや観光スポットとの相性も抜群です。
SNSで拡散されやすい見た目
透明な飴に包まれたカラフルなフルーツ、光を受けてキラキラと輝く見た目は、写真映えが非常に高いスイーツです。インスタグラムやTikTokへの投稿が次々と拡散され、「食べてみたい」と思わせる拡散力がタンフルブームを加速させました。
タンフルとリンゴ飴の違い

使うフルーツの違い
リンゴ飴はその名の通りリンゴ1個をまるごと使うのが基本ですが、タンフルはいちご・ぶどう・みかんなどひと口サイズのフルーツを串に複数刺して作ります。使えるフルーツの種類が豊富で、好みやシーズンに合わせて選べる点がタンフルの特徴です。
飴の厚さの違い
リンゴ飴の飴は比較的厚めで、噛むと硬い飴の層をしっかり感じます。一方タンフルの飴は非常に薄く、フルーツの表面に薄い膜のようにコーティングされるのが理想です。この薄さがパリパリとした独特の食感を生み出します。
食感の違い
タンフルは薄い飴のパリパリ感が特徴
タンフルを食べたときの「パリッ」という音と感触は、薄くコーティングされた飴が割れることで生まれます。フルーツのジューシーさと飴のパリパリが同時に口の中で楽しめるのが醍醐味です。
リンゴ飴は厚めの飴と果物の食感を楽しむ
リンゴ飴は厚い飴の層がしっかりとした甘みとカリカリ感を提供します。リンゴのシャキシャキ感と飴の甘さが合わさった、素朴で懐かしい食感が特徴です。
見た目や食べやすさの違い
リンゴ飴はリンゴまるごとのボリューム感がありますが、タンフルはひと口サイズのフルーツを串に並べたコンパクトな形状です。フルーツのカラーがそのまま見えるタンフルのほうが、SNS映えという点では優位と言えます。
タンフルが韓国で人気になった理由

カラフルで写真映えする
赤いいちご・紫のぶどう・オレンジのみかんなど、フルーツ本来のカラーが透明な飴越しに輝く見た目はそれだけで絵になります。複数のフルーツを組み合わせてカラフルに仕上げると、さらに写真映え効果が高まります。
InstagramやTikTokと相性がよい
タンフルが広まった大きな要因のひとつが、SNSとの相性の良さです。色鮮やかな見た目の写真はインスタグラムで「いいね」を集めやすく、食べるときのパリパリ音を収めた動画はTikTokで拡散されやすい特性を持っています。
パリパリ音がASMR動画で人気
タンフルを割ったり噛んだりするときに出る「パリッ」という音は、ASMRコンテンツとの親和性が非常に高いです。視聴者が心地よいと感じる音として多くの動画が作られ、タンフルの認知度拡大に大きく貢献しました。
片手で食べられる手軽さがある
串に刺されたコンパクトなスタイルは、買い物や散歩の途中でも気軽に楽しめます。皿もフォークも不要で、手軽に食べ歩きできる点が若い世代のライフスタイルにフィットしています。
フルーツの甘酸っぱさと飴の甘さが合う
砂糖だけの甘さとは異なり、いちごやぶどうなどフルーツ特有の酸味と飴のやさしい甘みが合わさることで、一口ごとに複雑な美味しさが楽しめます。甘すぎず食べやすいバランスが幅広い層に受け入れられた理由のひとつです。
若い世代を中心に広まりやすかった
SNSを日常的に使う10〜20代を中心に口コミで広まり、「話題のスイーツを食べたい」という需要と「かわいいものを発信したい」という動機が組み合わさることで、爆発的な人気につながりました。
タンフル作りに必要な材料と道具

基本の材料
| 材料 | 分量の目安(2〜3串分) |
|---|---|
| いちご・ぶどう・みかんなど | 合わせて8〜12粒程度 |
| グラニュー糖 | 200g |
| 水 | 100ml |
いちご
タンフルの定番フルーツです。赤い色が飴越しに映えて見た目が美しく、甘酸っぱい風味が飴の甘さと相性抜群。ヘタをしっかり取り除き、水分をよく拭き取ってから使います。
ぶどう
皮ごと使える品種(巨峰・ピオーネなど)が向いています。丸くてひと口サイズの形がそのまま活きるため、フルーツ選びに迷ったらぶどうが最もおすすめです。
みかん
房に分けてそのまま使えるため準備が簡単です。オレンジ色が鮮やかで見た目もきれいに仕上がります。水分が多めのため、表面の水分を念入りに拭き取ることがポイントです。
グラニュー糖
上白糖よりもクセがなく、透明感のある飴に仕上がりやすいためタンフルに最適な砂糖です。
水
砂糖を溶かすために使います。水道水で問題ありません。砂糖と水の比率は2:1が基本の目安です。
あると便利な道具
鍋
小さめの片手鍋が扱いやすいです。テフロン加工のものは焦げがわかりにくいため、ステンレスやホーロー製が向いています。
温度計
飴の温度管理に欠かせない道具です。料理用の温度計(デジタルタイプが読みやすい)があると、温度を正確に確認できて失敗が減ります。
竹串または割り箸
フルーツを刺すための串です。市販の竹串でOK。割り箸を使う場合は先端を細く削ると刺しやすくなります。
クッキングシート
飴をコーティングしたフルーツを冷まして固めるために使います。天板やバットにシートを敷いて使用します。
グラニュー糖を使うメリット
透明感のある飴に仕上がりやすい
グラニュー糖は純度が高く不純物が少ないため、加熱しても透き通った飴になりやすいです。上白糖は転化糖が含まれており、飴が黄みがかりやすい特性があります。
見た目がきれいになりやすい
透明感のある飴でコーティングされたフルーツは、まるで宝石のように輝いて見えます。SNS映えを意識するなら、グラニュー糖を選ぶのが断然おすすめです。
タンフルに向いているフルーツの選び方
水分が少なめのフルーツを選ぶ
フルーツの表面に水分が残っていると、飴がうまくくっつかず固まりにくくなります。水分が少なめで表面が乾燥しやすいフルーツを選ぶと、コーティングが安定しやすくなります。
皮付きで形が崩れにくいものを選ぶ
飴をくぐらせる際に形が崩れてしまうと、きれいにコーティングできません。皮がついていて形をしっかり保てるフルーツが向いています。
ひと口サイズで食べやすいものを選ぶ
タンフルは串に刺してそのまま口に入れる食べ方なので、大きすぎるフルーツは向いていません。ひと口で食べられるサイズを選ぶか、大きいフルーツは切ってから使いましょう。
おすすめのフルーツ
いちご
色が鮮やかで甘酸っぱい風味がタンフルに最適。串を刺しやすく、形も安定しています。旬の春先はもちろん、一年中手に入りやすい点も使いやすい理由のひとつです。
ぶどう
丸い形がそのまま活き、皮がしっかりしているため飴のコーティングとの相性が良好です。巨峰など大粒のものは食べごたえもあります。
みかん
房に分けてそのまま使えて準備が簡単。オレンジ色が映えてカラフルな仕上がりになります。水分が多いので表面をしっかり拭くことがポイントです。
ブルーベリー
小粒で甘みが凝縮されており、飴との相性も良いフルーツです。複数粒まとめて串に刺すとボリューム感が出ます。
避けたほうがよいフルーツ
水分が多すぎるもの
スイカ・メロン・桃など水分量が非常に多いフルーツは、表面の水分を拭き取り切れず飴が固まりにくくなります。タンフル初心者には特に避けるのがおすすめです。
表面がやわらかく崩れやすいもの
熟しすぎたバナナやキウイ、いちじくなど表面がやわらかいフルーツは、串を刺したときや飴をくぐらせるときに形が崩れやすいため向いていません。
基本のタンフルの作り方
タンフル作りで最も大切なのは「水分管理」と「温度管理」の2点です。この2つを丁寧に行うことが、パリパリ食感への近道です。
手順1|フルーツを洗う
使うフルーツを流水でやさしく洗います。いちごはヘタを取ってから洗うと水が中に入るため、ヘタをつけたまま洗ってから取り除くのがポイントです。
手順2|表面の水分をしっかり拭き取る
洗ったフルーツをキッチンペーパーで丁寧に拭き取ります。重要ポイント:表面に水分が残っていると飴が固まらない最大の原因になります。くぼみや溝の部分も忘れずに拭き取り、可能であればしばらく室温で乾燥させておくとさらに確実です。
手順3|フルーツを串に刺す
竹串にフルーツを刺します。串の先端から2〜3cm程度のところから刺し始め、フルーツ同士が少し重なるくらいの間隔で3〜4個刺すのが食べやすいサイズ感です。刺したあとも水分が出ていないか確認しましょう。
手順4|鍋に砂糖と水を入れる
グラニュー糖200gと水100mlを小鍋に入れます。この段階では混ぜてOKです。砂糖が均一に溶けるよう全体をひと混ぜしてから火にかけます。
手順5|弱火から中火で加熱する
弱火から中火で加熱を開始します。砂糖が溶けはじめたら絶対に混ぜないこと。加熱中に混ぜると砂糖が結晶化して白く濁る原因になります。鍋を揺らして全体が均一に温まるよう調整しましょう。
手順6|飴を150〜160℃まで煮詰める
温度計を使って飴の温度を確認しながら煮詰めます。150〜160℃(ハードクラック状態)が目標温度です。温度計がない場合は、飴を水に一滴落として指でつまんだときにパリッと折れる状態が目安になります。
160℃を超えると焦げてしまい、飴が茶色くなり苦みが出ます。温度が上がりすぎたと感じたらすぐに火を止めましょう。
手順7|フルーツを飴に素早くくぐらせる
火を止め、串に刺したフルーツを鍋に傾けながら飴にくぐらせます。くぐらせる時間は2〜3秒程度が目安。長くつけていると飴が厚くなりすぎてしまいます。コーティングしたらすぐに引き上げて余分な飴を切ります。
手順8|クッキングシートの上で冷まして固める
クッキングシートを敷いた天板やバットにタンフルを置き、そのまま室温で2〜3分冷まします。飴が固まったら完成です。冷蔵庫に入れると結露で飴がベタつくため、室温での自然乾燥が基本です。
タンフルの基本的な作り方については、クラシルのタンフルレシピも参考になります。
タンフルをパリパリに仕上げるコツ
フルーツの水分を完全に拭き取る
水分管理はタンフル成功の最重要ポイントです。洗ったあとにキッチンペーパーで拭くだけでなく、できれば30分ほど室温に置いて表面を乾燥させておくと確実です。
飴を混ぜすぎない
加熱中に飴を混ぜると砂糖の結晶化が起き、白く濁ったり固まりにくくなったりします。砂糖が溶けてからは絶対に混ぜず、鍋を傾けてゆらすだけにとどめましょう。
飴の温度をしっかり確認する
150〜160℃という温度は、タンフルのパリパリ食感を生む「ハードクラック」と呼ばれる状態に達する温度帯です。温度計を使って正確に管理することが、一番の近道です。
コーティングは手早く行う
飴は時間が経つにつれて温度が下がり、どんどん固くなります。フルーツを飴にくぐらせる作業は、鍋を火から下ろしてから素早く行いましょう。複数本まとめて作る場合は一本ずつ素早く行うのがコツです。
飴を薄く均一につける
飴は薄ければ薄いほどパリパリ感が増します。くぐらせたあとに軽く振って余分な飴を落とすと、均一な薄いコーティングに仕上がります。
湿気の多い場所を避ける
湿度が高いと飴がベタつきやすい
飴は湿度に非常に敏感です。梅雨や夏場など湿気の多い時期は特に、エアコンで除湿した部屋で作業することをおすすめします。
作ったら早めに食べるのがおすすめ
完成したタンフルは時間が経つほど空気中の湿気を吸ってベタつきやすくなります。作りたての状態が最もパリパリ食感を楽しめるため、できれば30分以内に食べましょう。
タンフルでよくある失敗と原因
飴が固まらない
温度が低すぎる
飴の温度が150℃に達していないと、固まりに必要な糖の状態(ハードクラック)に到達できていません。温度計で確認し、しっかり加熱しましょう。
フルーツに水分が残っている
フルーツ表面の水分が飴の固化を妨げます。拭き取りが不十分だと飴がうまく密着せず、固まらない原因になります。
湿気が多い場所で作っている
湿度が高い環境では、固まったはずの飴が再び湿気を吸ってベタついてしまいます。エアコンや除湿器を使用した環境で作りましょう。
飴が白く濁る
砂糖が結晶化している
加熱中に砂糖が結晶化すると飴が白く濁ります。これを「再結晶化」と呼び、一度起きると元に戻すのは難しいです。
加熱中に混ぜすぎている
砂糖が溶けてからかき混ぜると結晶化が促進されます。加熱中は混ぜずに鍋を静かに揺らすだけに徹してください。
飴が厚くなりすぎる
飴の温度が下がっている
飴は温度が下がるほど粘度が高くなり、フルーツにたくさんついてしまいます。飴が冷めないうちに素早く作業することが大切です。
コーティングに時間がかかっている
ゆっくり飴にくぐらせると必要以上に飴がついてしまいます。2〜3秒でさっとくぐらせて引き上げる動作を意識しましょう。
飴が焦げる
加熱温度が高すぎる
160℃を超えると飴が急速に焦げはじめます。温度計で管理し、160℃に達したら迷わず火を止めましょう。
火にかけすぎている
温度が上がってからも火にかけ続けると余熱で温度が上がり続けます。目標温度の少し手前(145〜150℃)で火を止めると、余熱でちょうどよい温度になります。
飴が固まらない・白く濁るなどのトラブル対策については、cottaのタンフルQ&Aも参考になります。
氷タンフルとは?
冷凍フルーツと氷水で作るアレンジスイーツ
氷タンフルは、冷凍フルーツを氷水に入れることで表面に薄い氷の膜を作るアレンジスイーツです。飴を使わないため、火を使う必要がなく、手軽に作れることが特徴です。
通常のタンフルとの違い
飴を使わない
通常のタンフルの「飴のコーティング」の代わりに、氷の膜でフルーツをコーティングします。砂糖不使用のため、甘さはフルーツ本来の甘みだけです。
火を使わない
加熱工程が一切ないため、子どもと一緒に作っても安全です。道具も最小限で済むため、手軽に挑戦できます。
ひんやりシャリシャリ食感を楽しめる
通常のタンフルがパリパリした飴の食感なのに対し、氷タンフルはシャリッとした薄い氷の食感が特徴。フルーツ自体が冷凍されているため、内側からひんやりとした冷たさも楽しめます。
氷タンフルが夏のおやつに向いている理由
さっぱり食べられる
砂糖不使用でカロリーも低く、暑い季節でもさっぱりと食べられます。冷たいフルーツのみずみずしさが暑い日にぴったりです。
子どもと一緒に作りやすい
火も刃物も不要なため、小さな子どもと一緒に作れます。「冷たいものが凍る」という現象を実際に体験できる食育的な楽しみもあります。
手軽でヘルシーに楽しめる
材料は冷凍フルーツと氷水だけ。砂糖を使わないためシュガーフリーで楽しめ、フルーツの栄養素をそのまま摂取できます。
氷タンフルの作り方
手順1|冷凍フルーツを用意する
市販の冷凍フルーツを使うか、生のフルーツを洗って水気を拭き取り、バットに広げて冷凍したものを使います。冷凍時間の目安は4〜6時間以上が理想です。
手順2|氷水をボウルに入れる
大きめのボウルに氷をたっぷり入れ、少量の冷水を加えます。氷の量が多いほど水温が下がり、フルーツの表面に氷の膜ができやすくなります。
手順3|冷凍フルーツを氷水に入れて混ぜる
冷凍フルーツを氷水のボウルに入れ、全体が均一に冷水に触れるようやさしく混ぜます。10〜30秒ほどで表面に薄い氷の膜ができはじめます。
手順4|表面に薄い氷の膜ができたら完成
フルーツの表面全体に白くシャリッとした薄い氷の膜がついたら取り出します。好みで串に刺して食べても、そのままスプーンで食べてもOKです。
氷タンフルにおすすめのフルーツ
冷凍いちご
甘酸っぱい風味が冷凍しても活きており、氷タンフルの定番フルーツです。解凍しすぎると水分が出るため、凍ったまますぐに使いましょう。
冷凍ぶどう
丸い形がそのまま活き、凍ったぶどうはひんやりアイスキャンディーのような食感になります。大粒品種を使うと食べごたえが増します。
冷凍マンゴー
南国フルーツらしい鮮やかな黄色とトロピカルな甘みが氷タンフルにもよく合います。ひと口サイズに切ってから冷凍しておくと使いやすいです。
冷凍ブルーベリー
小粒で食べやすく、深い紫色が見た目にもきれいです。ヨーグルトと合わせて食べるアレンジもおすすめです。
自家製冷凍フルーツを使う場合の注意点
水気を拭き取ってから冷凍する
水分が残った状態で冷凍すると、フルーツ同士がくっついたり霜がついたりして使いにくくなります。洗ったあとはキッチンペーパーでしっかり水気を取ってから冷凍しましょう。
フルーツ同士がくっつかないように広げる
バットやトレイにフルーツを重ならないよう広げて冷凍し、完全に凍ったら保存袋にまとめて移します。最初からまとめて袋に入れると全部くっついてしまうため注意してください。
氷タンフルの詳しいアレンジ方法については、macaroniの氷タンフルレシピも参考になります。
タンフルのおいしい食べ方と楽しみ方
作りたてをすぐに食べる
タンフルはできたての状態が最もパリパリ食感を楽しめます。飴が固まったらすぐに食べるのが基本です。時間が経つと湿気を吸ってベタつきはじめるため、作り置きには向きません。
複数のフルーツを組み合わせる
いちご・ぶどう・みかんを1本の串に組み合わせると、一度でいろんな味わいが楽しめます。色の組み合わせを意識してカラフルに仕上げると見た目も華やかになります。
カラフルに並べて写真映えを楽しむ
完成したタンフルを白いプレートや大理石柄のシートの上に並べると、透明な飴に包まれたフルーツがよりきれいに映えます。完成後すぐに写真を撮りましょう。
ホームパーティーのおやつにする
複数の串を一度に並べてカラフルに盛り付けると、パーティーテーブルの主役になります。子どもにも喜ばれるビジュアルで、特別感のあるおやつとして活躍します。
季節のフルーツでアレンジする
やおよろず人でも季節の食材を使ったレシピを多数紹介していますが、タンフルも旬のフルーツを使うとより一層美味しく仕上がります。
春はいちご
旬のいちごは糖度が高く香りも豊かで、タンフルの飴との相性が最高です。真っ赤な色が飴越しにきれいに映えます。
夏はぶどうやマンゴー
夏の定番フルーツを使って冷やして食べると、暑い日の涼を感じるおやつになります。氷タンフルスタイルにすれば火を使わずさらに手軽です。
秋冬はみかんや焼きいも
秋冬の旬のみかんはタンフルの定番フルーツのひとつ。また焼き芋をひと口サイズに切って飴でコーティングしたアレンジタンフルも、季節感があって人気のアイデアです。
タンフルを作るときの注意点
熱い飴でやけどしないようにする
150〜160℃の飴は非常に高温です。触れると重篤なやけどを負う危険があります。コーティング作業中は飴が跳ねることがあるため、長袖や調理用手袋の着用をおすすめします。
子どもと作る場合は大人が加熱を担当する
注意: 子どもと一緒にタンフルを作る場合、飴の加熱工程は必ず大人が担当してください。子どもが担当できるのはフルーツを洗う・拭く・串に刺す工程までにとどめ、熱い飴の近くには近づかせないよう徹底しましょう。
飴が固まる前に触らない
コーティング直後の飴はまだやわらかく、触れると形が崩れたり指にくっついたりします。クッキングシートに置いてから2〜3分は触らずそのまま置いておきましょう。
保存には向かないため早めに食べる
タンフルは時間が経つにつれて飴が湿気を吸ってベタつきはじめます。作ったその日のうち、できれば30分以内に食べることをおすすめします。冷蔵庫での保存も結露が生じるためおすすめできません。
湿気や高温を避ける
完成後は湿度の低い涼しい場所に置きましょう。夏場や梅雨の時期は特に劣化が早いため、作ったらすぐに食べるのが基本です。
タンフルに関するよくある質問
タンフルとは何ですか?
タンフルは韓国で人気のフルーツ飴スイーツです。いちごやぶどうなどのフルーツを串に刺し、150〜160℃に煮詰めた薄い飴でコーティングして固めたもので、パリパリとした食感と透明感のある見た目が特徴です。中国の伝統菓子「糖葫蘆(タンフールー)」がルーツで、韓国でアレンジされて広まりました。
タンフルの飴が固まらない原因は何ですか?
主な原因は「飴の温度不足」「フルーツの水分残り」「湿気」の3つです。150〜160℃まで加熱できているか温度計で確認し、フルーツの水分は念入りに拭き取ることが大切です。湿度の高い環境では飴が固まりにくいため、除湿した室内で作業しましょう。
タンフルは砂糖と水だけで作れますか?
はい、作れます。グラニュー糖と水だけで基本の飴は作れます。レモン汁を少量加えると砂糖の結晶化を防ぎやすくなり、より透明感のある飴に仕上がりやすくなります。
タンフルにおすすめのフルーツは何ですか?
いちご・ぶどう・みかん・ブルーベリーが特におすすめです。共通点は「水分が少なめ」「形が崩れにくい」「ひと口サイズ」の3点です。水分が多いスイカや桃、やわらかく崩れやすいフルーツは初心者には向いていません。
温度計なしでタンフルは作れますか?
可能ですが難易度は上がります。目安として、煮詰めた飴を冷水に一滴落としたときに固まってパリッと折れる状態(ハードクラック)になっていれば適温です。ただし温度計を使うほうが確実で失敗が少ないため、1本持っておくことをおすすめします。
タンフルは作り置きできますか?
基本的には作り置きに向いていません。飴は時間が経つにつれて空気中の湿気を吸ってベタつきはじめます。作ったその日のうち、できれば30分以内に食べることをおすすめします。
氷タンフルと普通のタンフルの違いは何ですか?
通常のタンフルは砂糖を煮詰めた飴でコーティングしますが、氷タンフルは冷凍フルーツを氷水にくぐらせて表面に薄い氷の膜を作ります。火を使わず砂糖も不使用なため、より手軽でヘルシーな点が違いです。食感も通常のパリパリとは異なり、シャリシャリとしたひんやり感が楽しめます。詳しいレシピはmacaroniのタンフルレシピでも紹介されています。
タンフルを手作りしてパリパリ食感を楽しもう
成功のポイントは水分管理と温度管理
タンフルを成功させる最大のポイントは「フルーツの水分をしっかり取り除くこと」と「飴を150〜160℃まで正確に加熱すること」の2つに尽きます。この2点さえ守れば、自宅でも本格的なパリパリ食感のタンフルが再現できます。
飴は薄く素早くコーティングする
飴はくぐらせる時間が短いほど薄くコーティングでき、よりパリパリとした食感に仕上がります。2〜3秒でさっとくぐらせてすぐに引き上げる——この素早さがきれいなタンフルへの近道です。飴の温度が下がる前に手早く作業することを意識しましょう。
氷タンフルなら火を使わず手軽に楽しめる
飴を使うタンフルに挑戦するのが難しいと感じたら、まず氷タンフルから試してみるのがおすすめです。冷凍フルーツと氷水だけで作れる手軽さと、砂糖不使用のヘルシーさも魅力。夏のおやつとして家族みんなで楽しめる一品です。タンフルのパリパリ食感も氷タンフルのシャリシャリ感も、それぞれの楽しさがあります。ぜひ両方試してみてください。